2026年度後期のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(2026年9月28日放送開始)の主題歌は、YOASOBIの「咲き誇れ」です。曲名は2026年9月7日の第1週完成試写会にあわせてNHKが発表しました。主題歌の元になる原作小説を作家・綿矢りささんが書き下ろしている点も、この作品ならではの特徴です。この記事では、『ブラッサム』の主題歌と、脚本・音楽・語り・タイトル映像・ポスタービジュアルといった作品スタッフを、NHK公式の発表にもとづいて整理します(2026年9月14日時点)。
『ブラッサム』の主題歌はYOASOBI「咲き誇れ」
『ブラッサム』の主題歌を担当するのは、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIです。NHKは2026年7月23日にYOASOBIの主題歌担当を発表し、2026年9月7日に東京・渋谷のNHK放送センターで行われた第1週完成試写会の場で、主題歌のタイトルが「咲き誇れ」に決定したことを公表しました。NHK公式トピックスには「YOASOBIさんが担当する主題歌のタイトルが『咲き誇れ』に決定いたしました」と記されています(出典:NHK『ブラッサム』公式トピックス(第1週完成試写会)、NHK『ブラッサム』公式トピックス(主題歌発表))。
NHKの番組ページでも、番組情報の欄に「【主題歌】『咲き誇れ』YOASOBI」と表記されています。なお、楽曲の配信日やCDの発売日については、2026年9月14日時点でNHKの番組ページとトピックスに記載がありません(出典:NHK『ブラッサム』番組ページ)。
Ayaseさんは宇野千代の故郷・岩国で楽曲を制作
作曲を担当するAyaseさんは、主題歌の制作にあたって、モデルとなった作家・宇野千代の自伝『生きて行く私』を読み、宇野千代の出身地である山口県岩国市へ実際に赴いたことをコメントで明かしています。Ayaseさん自身も山口県出身で、コメントでは次のように語っています。
「本楽曲を制作するにあたり、宇野千代さんの自伝『生きて行く私』を読み、宇野千代さんの生き方、考えに大変感銘を受け、もっと深く入り込むべきだ、肌で先生のエネルギーを感じるべきだ、そう感じ、先生のご出身地である山口県岩国市へ赴き、先生の故郷の風に導かれるようにこの楽曲を作り上げました。同じ山口県出身というご縁もあっていただいた機会でしたが、自分の創作人生、音楽人生において、先生との出会いは間違いなく一つの分岐点になるだろうと確信するほど素敵な縁に恵まれたと感じております」(出典:NHK『ブラッサム』公式トピックス(主題歌発表))
ボーカルのikuraさんは「喜びも悲しみも、幸せも不幸せも、その全てをエネルギーにして、自分の足で前に進み、花を咲かせていく主人公・葉野珠さんに想いを馳せながら歌わせていただきました」とコメントし、「およそ100年という時代を逞しく生き抜いたモデルである宇野千代さんの生き様」と楽曲の熱量に歌を乗せる中で、自身も背中を押される感覚があったと語っています(出典:同上)。
主題歌の原作小説は綿矢りささんの書き下ろし
YOASOBIは小説を原作に楽曲を作るユニットです。『ブラッサム』の主題歌でも、元になる原作小説を作家の綿矢りささんが書き下ろしました。綿矢さんは1984年京都府生まれで、著書に『蹴りたい背中』『私をくいとめて』『パッキパキ北京』などがあります。綿矢さんはNHK公式のコメントで、宇野千代の生き方や著作を敬愛してきたこと、朝ドラの主人公のモデルになると聞いて驚いたことに触れたうえで、小説の内容について次のように語っています。
「宇野先生の、年齢を重ねてもなお尽きることのない生命力を、桜の木になぞらえて書きました。私の物語が、微力ながらYOASOBIさんの楽曲づくりのお役に立てれば幸いです。そしてドラマとともに多くの方の心に届くことを願っています」(出典:NHK『ブラッサム』公式トピックス(主題歌発表))
制作統括の村山峻平さんは、「小説家が主人公の連続テレビ“小説”『ブラッサム』。『主題歌は、小説を元に楽曲を制作されるYOASOBIさんしか考えられない。』と直球でオファーさせていただきました」と起用の経緯を説明し、宇野千代へ特別な思いを寄せる綿矢さんが原作小説を書くことになったと述べています(出典:同上)。
作品スタッフ(脚本・音楽・語り・制作統括・演出)
NHKの番組ページに掲載されている作品スタッフは次のとおりです(出典:NHK『ブラッサム』番組ページ)。
| 担当 | 名前 |
|---|---|
| 作(脚本) | 櫻井剛、小松與志子 |
| 音楽 | fox capture plan |
| 主題歌 | 「咲き誇れ」YOASOBI |
| 語り | 三條雅幸アナウンサー(NHK大阪放送局) |
| 制作統括 | 村山峻平、櫻井壮一 |
| プロデューサー | 大野陽平 |
| 演出 | 盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介 |
語りを務める三條雅幸アナウンサーは、NHK大阪放送局の所属です。NHK公式のコメントでは「10年前、当時のヒロイン発表会見を報道番組のリポーターとして取材していました。『いつか朝ドラとのご縁が芽吹けばいいなぁ』と、かすかに願ったことを覚えています」と振り返り、「石橋静河さんはじめ、多彩なキャストの皆さんが紡ぐ『ブラッサム』。多くの人のもとへ咲き広がることを願いながら、心を尽くしてまいります」と語っています(出典:NHK『ブラッサム』公式トピックス(タイトル映像・語り))。
タイトル映像は監督・奥山大史、撮影・瀧本幹也、振付・辻本知彦
毎朝の放送で流れるタイトル映像は、映画監督の奥山大史さんが監督を務めます。NHKは2026年8月7日に、タイトル映像の担当と語りをあわせて発表しました。奥山さんは長編初監督作『僕はイエス様が嫌い』(2019年)で第66回サンセバスチャン国際映画祭最優秀新人監督賞を受賞し、長編2作目『ぼくのお日さま』(2024年)は第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されています(出典:NHK『ブラッサム』公式トピックス(タイトル映像・語り))。
奥山さんはコメントで、宇野千代が繰り返し綴っていた「私は花咲婆さんになりたい」という夢を主人公の葉野珠が叶えるような映像にしたいと考えたこと、構成に悩んでいたところにYOASOBIの楽曲が届いて「ぐっと撮るべき景色が見えてきました」と明かしています。撮影は写真家・撮影監督の瀧本幹也さん(映画『そして父になる』でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した作品の撮影を担当)、振付はシルク・ドゥ・ソレイユで日本人男性ダンサーとして初めて起用された辻本知彦さんが担当し、奥山さんは「誰もがつい真似したくなる愛おしい踊りが登場します」と述べています(出典:同上)。なお、辻本さんの「辻」の字は、NHK公式ではしんにょうの点が1つの表記が正式とされています。
ポスタービジュアルはデザイン・矢後直規、撮影・石田真澄、人物デザイン監修・UDA
放送開始に先立ち、NHKは2026年8月7日にポスタービジュアルを公開しました。デザインはアートディレクターの矢後直規さん、撮影は写真家の石田真澄さん、ヘアメイクデザイン・メイクは『ブラッサム』で人物デザイン監修を務めるUDAさんが手がけています。石田さんのコメントによると、ポスタービジュアルは岩国の錦帯橋と満開の桜に囲まれて撮影されました(出典:NHK『ブラッサム』公式トピックス(ポスタービジュアル発表))。
矢後さんは「桜を見上げる石橋さんの瞳には、その少し先の春が映っていました。それはまさに、葉野珠の人生が静かに動き始める、物語のスタートにふさわしい一枚になったと思います」とコメントしています。UDAさんは、明治の女学生、大正ロマン、アールデコといった時代を背景に、昔の物語にならないよう「現代の感覚を少しずつ薄い皮膜としてかけています」と人物デザインの考え方を説明しています。UDAさんは連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(2021年度後期)で深津絵里さんのヘアメイクデザインを担当した経歴があります(出典:同上)。
まとめ
『ブラッサム』の主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」で、曲名は2026年9月7日の第1週完成試写会にあわせて発表されました。主題歌の原作小説は綿矢りささんの書き下ろしで、Ayaseさんは宇野千代の故郷・岩国を訪れて楽曲を制作しています。作は櫻井剛さんと小松與志子さん、音楽はfox capture plan、語りはNHK大阪放送局の三條雅幸アナウンサー、タイトル映像の監督は奥山大史さん、ポスタービジュアルは矢後直規さんと石田真澄さんが手がけています。楽曲の配信日などの続報が出しだい、この記事に追記します。
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主な出典
・NHK『ブラッサム』番組ページ
・NHK『ブラッサム』公式トピックス「主題歌はYOASOBI&主題歌の原作小説は綿矢りささんの書き下ろし」
・NHK『ブラッサム』公式トピックス「第1週完成試写会 出演者コメント」
・NHK『ブラッサム』公式トピックス「タイトル映像担当&ドラマの語り決定」
・NHK『ブラッサム』公式トピックス「ポスタービジュアル発表」
※本記事は公表情報をもとに作成しています。内容に誤り等があればお問い合わせよりご連絡ください。
最終更新:2026年9月14日


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