2026年度後期のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(2026年9月28日放送開始)は、実在の作家・宇野千代さんをモデルにしたオリジナル作品です。この記事では、NHK公式が公開している『ブラッサム』のあらすじ(ものがたり)と、モデルとされる作家・宇野千代さんがどんな人物だったのか、さらに主人公以外の登場人物にも実在のモデルがいるのかを、公表された情報にもとづいて整理します(2026年9月14日時点)。
『ブラッサム』のあらすじ
『ブラッサム』は、明治・大正・昭和と、自由を求めて時代を駆け抜けた作家をモデルにした物語です。主人公・葉野珠(はの・たま)は山口県岩国に生まれ、幼くして実母を亡くし、継母に育てられながら、本との出会いを通じて豊かな感性を育んでいきます。原作はなく、フィクションとして制作されます。(出典:NHKステラnet、Wikipedia「ブラッサム」)
NHK公式の「ものがたり」では、物語の流れがもう少し具体的に紹介されています。主人公・葉野珠は明治30年(1897年)に山口県の岩国に生まれ、実母は珠が2歳のときに亡くなり、父と後妻である継母に育てられます。女学校を卒業後に代用教員として働き始めますが解雇され、故郷の岩国を追われることになります。親戚を頼って上京したことで珠は幼い日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から作家の道を切り開いていきます。
大正から昭和にかけては、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産、そして借金といったさまざまな困難にのみ込まれながらも、珠は作家として生きることに向き合い、小説家として花を咲かせていきます。NHK公式は「実在の人物をモチーフとしますが、大胆に再構成します。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます。原作はありません」と明記しています。放送はNHK総合で2026年9月28日(月)から毎週月曜〜土曜の午前8時〜8時15分です(出典:NHK『ブラッサム』公式「ものがたり・予告動画」、NHK『ブラッサム』番組ページ)。
モデルの作家・宇野千代とはどんな人物?
宇野千代(うの ちよ)さんは、1897年(明治30年)11月28日に山口県岩国に生まれ、1996年(平成8年)に98歳で亡くなった作家です。岩国高等女学校を卒業後、1921年に短編「脂粉の顔」が時事新報の懸賞小説で一等に当選し、文壇に登場しました。
洋画家・東郷青児さんとの暮らしのなかで初期の代表作を執筆し、のちに評論家・北原武夫さんと結婚。恋多き自由な生き方でも知られました。代表作に『色ざんげ』『おはん』などがあり、『おはん』で野間文芸賞・女流文学者賞、1982年には菊池寛賞を受賞しています。(出典:Wikipedia「宇野千代」、新潮社 著者プロフィール)
『ブラッサム』の登場人物と実在のモデル一覧
『ブラッサム』は宇野千代さんをモデルにした物語ですが、主人公以外の登場人物についても、NHK公式の発表や制作統括のコメントで実在の人物との関わりが説明されている役があります。2026年9月14日時点で、公式の発表や公式コメントで実在の人物の名前が挙がっている役を一覧にしました。NHKはいずれの役についても「大胆に再構成したフィクション」としており、実在の人物の経歴をそのままなぞる内容になるとは限りません。
| 登場人物(演じる俳優) | 実在のモデル・モチーフ | 根拠 |
|---|---|---|
| 葉野珠(石橋静河さん) | 作家・宇野千代 | NHK公式が「作家・宇野千代をモデルとした物語」と明記 |
| 西尾一路(染谷将太さん) | 作家・尾崎士郎 | 制作統括・村山峻平さんのコメントで明かされたと報じられている |
| 秋山格之介(高良健吾さん) | 作家・芥川龍之介(モチーフ) | 演じる高良健吾さんが「芥川龍之介をモチーフとした役」とコメント |
| 土橋風子(尾野真千子さん) | 作家・吉屋信子 | 制作統括・村山峻平さんが「土橋のモデルは吉屋信子さんです」とコメント(2026年9月10日発表) |
西尾一路は珠と切磋琢磨する新進気鋭の若き小説家で、シネマトゥデイの記事では制作統括の村山峻平さんがモデルを作家の尾崎士郎だと明かしたと報じられています。宇野千代は1922年の上京後に尾崎士郎と出会い、のちに結婚と離婚を経験しています(出典:シネマトゥデイ、Wikipedia「宇野千代」)。
秋山格之介は「鋭い洞察と独自の感性で名を馳せる文壇の寵児」で、公式の紹介文では代表作として『羅城門』『蜘蛛の巣』が挙げられています。演じる高良健吾さんはNHK公式のコメントで「今回は芥川龍之介をモチーフとした役で朝ドラに帰ってくる事ができ、とても光栄です」と語っています(出典:NHK『ブラッサム』公式トピックス(珠に影響を与える作家たち))。
土橋風子は「少女小説」でブレイクした人気作家で、時代の常識に縛られず信念を貫く姿が珠を惹きつける人物です。2026年9月10日の追加キャスト発表で、制作統括の村山峻平さんは「主人公・葉野珠が憧れを抱き、女性作家としての凄み(すごみ)を一番最初に意識した土橋風子役を発表しました。土橋のモデルは吉屋信子さんです」とコメントしています(出典:NHK『ブラッサム』公式トピックス(土橋風子役に尾野真千子さん))。
なお、珠の父・葉野清治や継母・葉野リョウ、編集長・黒崎大三郎などについては、2026年9月14日時点でNHK公式が特定の実在人物との対応を説明していないため、この一覧には含めていません。
まとめ
- 『ブラッサム』は作家・宇野千代さんをモデルにしたオリジナル作品
- 主人公・葉野珠は山口県岩国出身。母を亡くし継母に育てられ、本と出会って感性を育む
- 宇野千代さんは1897年生まれの岩国出身の作家。代表作は『色ざんげ』『おはん』
- 主人公以外にも、西尾一路(尾崎士郎)・秋山格之介(芥川龍之介をモチーフ)・土橋風子(吉屋信子)は公式発表や公式コメントで実在のモデルが説明されている
- 放送はNHK総合で2026年9月28日(月)から毎週月曜〜土曜 午前8時〜8時15分
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主な出典
・NHKステラnet『ブラッサム』番組ページ
・Wikipedia「宇野千代」
・新潮社 宇野千代 著者ページ
・NHK『ブラッサム』公式「ものがたり・予告動画」
・NHK『ブラッサム』公式トピックス(土橋風子役に尾野真千子さん)
・NHK『ブラッサム』公式トピックス(珠に影響を与える作家たち)
※本記事は公表情報をもとに作成しています。内容に誤り等があればお問い合わせよりご連絡ください。
最終更新:2026年9月14日


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